助成金交付団体訪問録

光市のカルチャーを勝手に作る会の「コスプレ維新の島」を訪問しました!

 1月30日(土)、光市の牛島で開催された「コスプレ維新の島」を訪問しました。
 主催の「光市のカルチャーを勝手に作る会」は、漫画・アニメ・ゲーム・コスプレなどの新しいカルチャーを地域活性化の一助とすべく活動されている団体です。
 この度、光市の牛島を盛り上げるため「コスプレ維新の島」と題したイベントを開催されました。

 人口が50人に満たない牛島に、この日はコスプレ参加者とカメラマン、スタッフ等総勢72名が訪れました。
 コスプレイヤーのほとんどは20代の女性ですが、小学生くらいの子どもの姿も見られ、広島など県外からの参加もあり、コスプレの人気の高さを感じました。
  
usijima テレビなどでしか見たことのないような格好の大勢の若者が島に現れ、島民の方々は初め驚いておられた様子でしたが、一緒に写真を撮ったり、家に招いてお茶菓子を振る舞ったりと、若者と楽しい時間を過ごされたようです。
  
 参加者はイベントの様子をSNSでPRされるとのことであり、若者の情報発信の力を活用し、これからも新たな地域の魅力を発信されることを期待しています。

中須をよりよくする会の「ごきげん市」を訪問しました!

 12月23日(水・祝)、周南市中須の「ごきげん広場」で開催された「ごきげん市」を訪問しました。
 主催の「中須をよりよくする会」は、住民の生きがい対策や健康づくり、地域活性化を図るため、交流拠点である「ごきげん広場」を中心に様々なイベントを開催されています。
 「ごきげん広場」は、当会が交流人口の増加や耕作放棄地の解消、景観保全等のために昨年整備されたもので、畑や花壇等も設置し、美しく景観が保たれています。
 
 訪問したnakasuこの日はあいにくの雨でしたが、地域住民をはじめ多くの方が、地元の方が収穫した野菜や正月用品の買い物、餅つき、焼き芋づくりなどを楽しんでおられました。
 また、広場にはテントが張られ、イスやテーブルが設置してあるところでは、食べながら談笑されている方もおられました。
 会では、こうした市を小規模ながら毎週開催されており、このほかにもホタル観賞や収穫祭、どんど焼きなど四季折々のイベントを行われ、地域内外の住民同士の交流を図っておられます。
 今後も地域の特性を活かした地区内外にアピールできるイベントを継続して開催され、地域の絆づくりが進展していくことを期待しています。

周東古代ハスの会の「周東古代ハス収穫祭」を訪問しました!

 10月18日(日)、岩国市周東町丸太村の万葉の池で開催された「第3回周東古代ハス収穫祭」を訪問しました。
 主催の「周東古代ハスの会」は、古代ハスを通じ、花いっぱい運動の推進と環境美化・自然環境保全に努めるとともに、まちの活性化や地域住民同士のふれあい・交流を図ることを目的に活動をされています。
 この度、第3回目となる「周東古代ハス収穫祭」を開催されました。

kodaihasu 初めに、会員の大橋さんから古代ハスの種子の育て方の説明がありました。古代ハスは、大賀一郎博士が2000年以上前のハスの実を発芽させたことから、別名「大賀ハス」と呼ばれているそうです。芽が出てすぐに花が咲くのではなく、早くて3年かかるとのこと。肥料の量や温度調整等いろいろ注意することが多く、種子を開花するまで育てるためには相当経験が必要だそうです。
 続いて、平生町の山口むしの会幹事の伴さんから、万葉の池周辺に生息している46種類のトンボについて生態や生息時期等の説明がありました。この池には、日本一小さいと言われている「ハッチョウトンボ」が生息していますが、この度初めて「アオビタイトンボ」が発見されたそうで、会では保護も考えながら今後も観察されていくそうです。

 当日は、ねんりんピックなど他の行事と重なり、参加者が少なかったのですが、トンボの標本等も展示されており、小学生に聞いたり見てほしい内容でした。
 今後、池の整備等を継続して行い、古代ハス、紫陽花、桜等で花いっぱいにしたいとのこと。また、トンボが生息しやすい環境づくりもされるとのことで、どのような池になるのか楽しみです。

田中絹代メモリアル協会の「絹代塾」を訪問しました!

kinuyo 10月17日(土)、下関市田中絹代ぶんか館で開催された「絹代塾 vol.29」を訪問しました。
 主催の「田中絹代メモリアル協会」は、女優田中絹代をはじめ、下関に関わりの深い文化的先人の顕彰を行い、芸術文化の香り高いまちづくりに寄与することを目的に、地域住民を対象とした絹代塾、アニメ制作体験教室等を行われています。
 「絹代塾 vol.29」では、関西在住のフリーアナウンサー津田なおみさんを講師に、「映画監督 田中絹代」をテーマにした講演やディスカッションが行われました。

 津田さんは、淑徳大学大学院で監督としての田中絹代とその作品について研究された方で、絹代が監督した全6作品を年代順に上映しながら、映画監督となったきっかけや当時の世相、作品に込めた想い等を解説されました。
 「月は上りぬ」では、当時公開された「麗しのサブリナ」の影響で、登場人物にサブリナパンツを着せたという絹代の無邪気さを伝えるものや、カラー作品の「流転の王妃」では、絹代の好きな赤色を効果的に使用しているといった様々なエピソードも紹介され、和やかな雰囲気の中、参加者はメモを取りながら熱心に聴講されていました。
 参加者は10名と少なかったのですが、田中絹代や往年の日本映画の熱心なファンのようで講演後多くの質問がありました。

 絹代塾は29回継続して開催されており、財源面での厳しさはあるものの、今後もしっかりと続けていきたいとのこと。また、別事業のアニメ制作体験教室も回を重ね、アニメーターの育成等少しずつ成果が見えてきているため、絹代塾とともに頑張っていきたいとのことであり、これからも継続されることを期待しています。

ほうふ子育て支援ネットワークの結成記念フォーラムを訪問しました!

 9月28日(月)、防府市文化福祉会館で開催された「ほうふ子育て支援ネットワーク結成記念フォーラム」を訪問しました。
 主催の「防府子育て支援ネットワーク」は、「陽だまりネット防府」と「子育て県民運動地域推進協議会地域コーディネーターぬくぬく」が中心となり、防府市内の子育て支援団体・グループとともに昨年9月に結成された団体です。現在、28団体が加入されており、防府市を安心・安全、楽しさ倍増の子育て環境のまちに整えることを目的に、団体が緩やかに繋がり、時に一堂に会して情報交換や交流をされています。
  今年度は、結成記念フォーラムと団体活動紹介冊子の作成・配布を行われる予定で、この度のフォーラムには約60名が参加され、三島正英さん(西九州大学子ども学部教授・前県立大学副学長)の講演と、トーク&トークが行われました。

houhu 講演では、三島さんは「良い親でなくてはいけない」という思いと現実のギャップに苦しみ、また周囲との関わりの薄さから孤立化し虐待に繋がっていること、育児は親から子へと一方的なものではなく相互作用であること、仮に幼少期に虐待など過酷な経験をした子どもであってもその後の周囲との関わりなど環境次第で立ち直れること等を話されました。分かりやすいお話で、参加者は熱心に聴講されていました。
 「トーク&トーク」では7グループに分かれて、自己紹介の後、「子育て支援の活動を通して思うこと・あれこれ」をテーマに、思いや課題等が話し合われました。子育て中の方から子育てを終えた方まで幅広い世代が参加されており、情報交換や交流の場となっていました。

 会では、話し合いの内容やアンケートを分析しながら、ニーズに沿って今後の展開を考えていきたいとのこと。加入団体同士が連携・協働しながら新たな活動が生まれることを期待しています。

うべ女性会議の「イクメン・イクジイ養成セミナー」を訪問しました!

ubezyoseikaigi 10月31日(土)、宇部市男女共同参画センターで開催された「イクメン・イクジイ養成セミナー~パパヂカラが地域をかえる!これからの男の生き方」を訪問しました。
 主催の「うべ女性会議」は、宇部市の男女共同参画推進を目指し、年に数回の学習会開催や、会員間での情報交換、情報共有などを行われています。
 今年度は会設立35周年の節目の年ということで、通常の活動とは別に記念事業として「イクメン・イクジイ養成セミナー」を3回開催されます。

 このセミナーは、家庭生活の中で男性が日常的な家事・育児に関心を持ち、実践できるようになることを目的に開催されるもので、初回のこの日は約50名の参加がありました。
  講師は、office m(エム)代表でありNPO法人Kirali代表理事の福井正樹さんで、「これからのオトコの生き方~子育て・介護は自分を磨く!」と題した講演が行われましたた。
 福井さんは妻と対等に議論し、納得して子育てや家事、介護に取り組んだ経験を語られ、「介護も育児も男女に能力の差はなく、男性だからと目をそむけないで自分のために積極的に取り組んだ方がよい」「ベビーカーで子どもを散歩させるだけの流行のイクメンではなく、本気で育児や家事に取り組んで、『父親を楽しむ』『自分の成長を楽しむ』という生き方をしてほしい」と話されました。
 子育ても家事も介護も、楽しみながら本気で取り組まれた講師の言葉には、実践者ならではの重みがあり、参加者も真剣に聴講され活発に質問が出ました。
 参加者の男女比は1:3くらいで、年配の方がやや多かったのですが、若いお父さんにぜひ聞いてもらいたい内容でした。

 会では今後も宇部市の男女共同参画社会の実現を目指して活動されるとのことであり、このセミナーのように、男性が家庭生活の中で存在感を発揮することを啓発されるよう期待しています。

NPO法人消費者ネットやまぐちの「消費者力アップセミナー」を訪問しました!

 11月5日(木)、山口市のカリエンテ山口で開催された「消費者力アップセミナー」を訪問しました。
 主催の「NPO法人消費者ネットやまぐち」は、消費者被害の調査、情報提供、啓発活動、相談等を行い、消費者の人権擁護や教育の推進に寄与することを目的に様々な活動を行われています。
 今年度、当財団の助成による事業は、特殊詐欺や悪質商法等に関する情報提供や被害の発見等についての県内4地域での「消費者教育の出前講座」と、この「消費者力アップセミナー」です。

syouhisya この日の参加は約25名。まず、山口県地域消費者団体連絡協議会が商品の強制販売をテーマに「あんたじゃったらどねぇ~する?」と題した寸劇から始まりました。 
 続いて、消費生活コンサルタントの水野千絵さんによる「高齢化社会の中で見守る側の心得」と題した講演が行われました。この中で、山口県の特殊詐欺の現状やDVDによる悪徳商法の実例の紹介などがあり、高齢者を詐欺被害から守るにはどうしたら良いのか、深く考えさせる内容でした。

 会では消費者ネットニュースを年4回発行され、「消費者問題」について啓発されるなど、消費者の視点に立った多岐にわたる活動をされています。
 今後も、消費者のために、複雑化する「消費者問題」に的確に対応されていかれるよう期待しています。

Do a frontの「地域の素材(たね)を使った現代美術展」を訪問しました!

doafront 11月8日(日)、山口市前町にある元木材店倉庫の空家で開催された「空家の種まき germination play 」を訪問しました。
 主催の「Do a front」は、空家をアート作品の展示場として活用することで、まちに新たな魅力を呼び込み、「観光資源を作る」ことを目的に活動されています。
  平成24年の設立以降、毎年展示会を開催されており、4回目となる今年度は、地域に眠る<種>(日々の生活の中で身近にある素材)をテーマに「空家の種まき」と題した美術展を開催されました。

 11月1日から8日までの一週間、アート作品の展示や、出展アーティストによるワークショップ、レクチャー、トークセッション等多数の催しが行われました。
 この日は、現代美術家の志村信裕さんと山口大学人文学部教授の藤川哲さんのトークセッションが行われ、地域住民など約40名が観覧されていました。
 萩市見島に生息してきた見島牛を題材に、24分の短いドキュメンタリー映画を製作された志村さんが、撮影の経緯や作品を通して伝えたいことを語られ、それを踏まえ、それぞれの立場からアートに関する考え等の意見が交わされました。
 モノクロで、住人と牛、古い家や農耕具などどこかなつかしい風景が次々と映し出され、少し前の時代にタイムスリップしたような不思議な感覚を覚えました。見島牛は国の天然記念物に指定されていますが、「ほおっておいたらなくなるもの」をアートという視点で残し、新しい可能性や価値につなげていきたいという二人の言葉が印象に残りました。

 今後の活動は未定とのことですが、空家を「非日常」の空間として蘇らせ、これからも地域にアートの種をまかれることを期待しています。

やまぐち子育て支援ネットワークhussyhの「未就学児のための野外活動推進講座」を訪問しました!

 11月19日(木)、山口市の湯田地域交流センターで開催された「未就学児のための野外活動推進講座~子どもと外遊び!の楽しさ教えます~」を訪問しました。
 主催の「やまぐち子育て支援ネットワークhussyh」は、子育てが当事者だけでなく、社会全体で支え合うものになるよう、講座やSNSによる情報交換、子育て支援メッセへの参加等、様々な子育て支援活動をされています。
 今年度は、未就学児の保護者向けに外遊びの重要性や外遊びに必要な知識等を学ぶ講座(全6回)を企画され、この度5回目の講座が開催されました。

kosodate 参加は約15名。「冬でも楽しく外遊びをさせるために」をテーマにした講座で、講師の井上桂さん(環境カウンセラー、㈱FEEL代表)は、「みさかの森自然学校」(下関市深坂自然の森)でのキャンプやカヌーなどのアウトドア活動をはじめ、幼稚園での指導等を通じて、子どもたちに様々な自然体験を提供されています。
 これまでの経験やデータをもとに、パワーポイントを用いながら「人の神経の大半は幼児期に発達するので、外遊びを通じて様々な自然体験をさせることは大変重要。子どもの特性や特徴を知り、適切なリスクマネジメントをしながらたくさん学ばせてほしい。」と話され、川遊びや料理等いろいろなシーンを例に、どのようなリスクが考えられるか、どのように対処するか、参加者と活発に意見交換されました。途中、「危ないのでさせられない」という意見が何度か出ましたが、「危ないからダメとマイナス思考ではなく、どうすれば体験させられるかプラス思考で考えると外遊びの幅が広がる」とアドバイスされました。
 ケガや事故は最も気になることであり、皆さん熱心に聴いておられました。

 会では今後も、子育て支援のニーズに沿った講座を開催されるとのことであり、継続して活動されることを期待しています。

里山共生ネットワークの「炭作り体験」を訪問しました!

 11月21日(土)、田布施町小行司で開催された「炭づくり体験」を訪問しました。
 主催の「里山共生ネットワーク」は、主に山口県東部森林組合のエリア(柳井、周防大島、田布施、平生、周東、上関)で、森林資源の活用や森林の付加価値を高めることを目的に活動されています。
 「森林資源をもっと身近なものに」をコンセプトに、今年度は間伐材を使ったプランター作り、花壇作り、炭作りを企画されており、この度、炭作り体験の第1回目が開催されました。

NW この日は、山から木を切り出し、運び、窯に入れるまでの作業を行い、一週間後の2回目はでき上がった炭を窯から出し、炭について学びます。
 作業工程の説明の後、9時から10人の参加者が会員とともに山に入り、チェーンソーや鋸を使って木を切り出しました。
 木は約1mの長さに揃えて切り、太いものは鉈を使って半分に割ります。体力を使う作業で、参加者は汗をかきながら木を切り出しました。
 午前中で約100本の丸太が揃いましたが、炭窯を一杯にするためには倍は必要とのことで午後からも引き続き作業が行われ、窯を一杯にした後、火入れが行われました。
 これから一週間、会員等を中心に火の見守りを行い、順調にいけば一週間後には間伐材を使った炭が完成するとのことで、参加者もそれを楽しみに作業しておられました。

 会では、今後も地元産の間伐材の良さを発信される予定で、特に間伐材を使ったプランターは、道の駅や公共施設等で積極的に利用してもらえるよう、作り方や植物の植栽・管理の仕方等をマニュアル化していきたいとのことです。
 また、里山活動を活発化するため、元気な高齢者を中心に仲間づくりや人づくりも視野に入れて活動されるそうです。
 今後も地域資源の循環、地域の活性化を目指し、里山活動に取り組まれることを期待しています。