助成金交付団体訪問録

紙人形劇団ネリノの「第8回サマージョイント公演」を訪問しました

 8月27日(土)、フィッカルあじすで開催された「第8回サマージョイント公演2016~子どもたち・若者たちにおくる、おはなしと音楽~」を訪問しました。
 「紙人形劇団ネリノ」は、子どもから大人まで多くの人に絵本の心を伝えることを目的に、絵本を題材として劇団独自の大型紙人形を製作し、年に一度の定期公演のほか、児童養護施設や中山間地域の小学校で訪問公演等をされています。
 この度は8回目の定期公演で、nerino2観客は約80人。赤ちゃんから小学生までの子ども連れがほとんどでした。
 3部構成で、第1部は紙人形劇「トラのじゅうたんになりたかったトラ」、第2部は共催の山口金管アンサンブルによる金管演奏、第3部は紙人形劇と金管演奏のコラボレーション「森のかんづめ」が行われました。
 上演作品は、人気のある絵本から選ばれており、とても面白く子どもも大人も真剣に鑑賞していました。金管演奏では子どもに馴染みのある曲もあり、手拍子をしたり歌ったり、盛り上がりました。

 公演終了後には、紙人形に触れる時間も設けられ、たくさんの子ども達が順番待ちで、大きな人形に触ったり、実際に動かしてみたり、写真を撮ったりそれぞれ楽しんでいました。
 これからも、紙人形劇を通して、絵本の中の素敵な世界や力強いメッセージを子ども達に届けられることを期待しています。

宇部市地球温暖化対策ネットワークの「子ども向け環境スタディツアー」を訪問しました

 8月23日、周防大島町文化交流センターで開催された「宇部&周防大島 子供向け環境スタディツアー」を訪問しました。
 主催の「宇部市地球温暖化対策ネットワーク」は、「産・官・学・民」相互の理解と協力のもと、地域における地球温暖化対策を協議・実践し、環境共生社会の実現を目指している団体で、地球温暖化防止や省エネの啓発、環境学習の機会提供、環境にやさしい交通づくりの実践等多岐にわたる活動をされています。
 この度、団体のフィールドである「宇部市」ではなく、「周防大島町」で地域の団体とコラボしながら環境をテーマとした小学生のスタディツアーを実施されました。

ubesi ツアーは、8月22日・23日の一泊二日で、 1日目はなぎさ水族館の見学や地引網体験、環境に優しい夕食作り(ゴミを出さない、野菜の切れ端等も料理に使う、洗剤を使わないで食器をグロスで拭くなど)、2日目は蜜蝋を使ったキャンドル製作、周防大島の郷土料理づくり、環境講演会、学んだことを振り返るクイズ大会等が行われました。
 宇部市と周防大島町から約40人の参加があり、子ども達は仲間と協力しながら、興味を持って学習や体験に取組み、環境だけでなく、周防大島の歴史や文化、暮らし方等についても積極的に学び、宇部市にはない「良さ」をたくさん発見できたようです。

ubesi2 このツアーは、当団体と周防大島町の環境団体が協働して実施され、相互の活動基盤の差を理解し合い、情報交換することでそれぞれの活動をより深め、ステップアップすることができたとのことです。
 次年度は、周防大島町の子ども達が宇部市を訪れるツアーも企画されており、団体の連携や交流が継続され、広がることを期待しています。 

楢原ゆうあい会の「地域資源を活かした学びの郷づくり事業”大学生と地域住民との交流学習”」を訪問しました

 8月18日(木)、下関市豊田町楢原の妙栄寺で「地域資源を活かした学びの郷づくり事業」の一環の、大学生と地域住民との交流学習を訪問しました。
 主催の「楢原ゆうあい会」は、下関市豊田町楢原地区を中心に、「地域は自らが創る」をモットーに、集落周辺部の整備、地域の史跡「諏訪山城跡」への歩道整備、耕作放棄地の活用等をされています。今年度からは、地域資源を活用した住民対象の総合学習プランを作り、「学び」を中心に今まで以上に地域活性化を進められています。 

narahara 下関市立大学、久留米大学の学生や、地元の高校生、西市小学校放課後子ども教室の児童、指導者や会員ら約30人が参加され、午前中は分散して、防獣ネットの設置や樹木伐採、ソバの種まき等を実施。午後は大学生と高校生が3班に分かれて、「地域資源を活かした学びの郷づくり」についてそれぞれの思いや意見を交換されました。
 若者の柔軟な発想力は地域活性化のヒントとなって今後の地域づくりに活かされていくと思われます。

 当団体は、中山間地域が抱える「自然の荒廃」や「人力不足」などの課題を解決するため、行政や団体等から助成金を得て、大学と連携・共同した学生の若い力や県職員による中山間応援隊を活用し、上手に活動の継続や新規活動の企画立案につなげれておられます。
 今後も、会員の知恵を結集し、自然や歴史等の地域資源を活かした特色ある地域づくりに向けて、活動を継続されることを期待しています。

NPO法人子ども劇場山口県センターの「チャイルドライン夢メッセージ展2016」を訪問しました

 8月11日(木・祝)、宇部井筒屋4階イベントスペースで開催された「チャイルドライン夢メッセージ展2016~心と心をつなぐ絵本との出会い」を訪問しました。
 主催の「NPO法人子ども劇場山口県センター」は、子どもの豊かな成長に寄与することを目的に、子ども達へ舞台芸術鑑賞の機会の提供や、子育て中の親を対象にした「子育て講演会」の開催など、幅広い活動を実施されています。
 中でも力を入れているのが「チャイルドライン」活動で、チャイルドラインをもっと多くの人に啓発し、社会問題として共に考えていきたいという思いから、「チャイルドライン夢メッセージ展」を開催し、子育て中の親や子ども達へ広く呼びかける機会を作られており、この度、夢メッセージ展のパート2「心と心をつなぐ絵本との出会い」を開催されました。

kodomo1 午前と午後の2部構成で約100人の参加がありました。
 「親子でたくさんの絵本に出会い、アートワークショップで表現する楽しさを体感する」ことができるよう、会場には約500冊の絵本や大型紙芝居が展示され、あちこちで、思い思いに親子が本を読む姿も観られ、本に親しむ入口として最高のイベントでした。
 また、「人形劇団ののはな」(北九州市)のウレタンや指人形、パペットを使った人形劇や、割りばしや厚紙で「バタバタちょうちょ」を作るワークショップが開催され、子ども達がワクワクしながら楽しそうに劇を鑑賞したり、親子で一緒にちょうちょを手作りする様子が見られました。
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 このイベントを通して、チャイルドラインに対する理解がさらに深まり、子育て支援の輪が市内に広がっていくことを期待しています。

特定非営利活動法人LoveEco周南の「第1回T-tubeワールドカップin須金」を訪問しました

 8月7日(日)、周南市須金地区総合運動場横の錦川で開催された「第1回T-tubeワールドカップin須金」を訪問しました。
 「特定非営利活動法人LoveEco周南」は、地域資源の循環を目的に、エコリサイクルや農業体験等を実施し、環境教育や啓発活動をされている団体ですが、この度は、「中山間地域の資源を活かし、若者の定住促進や交流人口の増加、地域の活性化をめざす」ために、大人から子どもまでが楽しめる河川活用イベントを開催されました。

love 参加者は約30人で、午前中は、親子で一緒に泳いだり、浮き輪に乗った小さな子どもを引っ張ったり、魚をすくったり、クルージングや川遊びをされ、午後は、川の上流(深い場所)でラフティングボートに乗ってラフティング体験、タイヤチューブでの川下りレースが行われました。
 全体の様子を見ることはできませんでしたが、時折聴こえる歓声や水しぶきで盛り上がりを感じました。
 小さい子ども連れが多かったため、本格的な「レース」ではなく、みんなで和気あいあいと川遊びを楽しまれました。
 1回目であり、参加者は少なかったのですが、「山の中の川遊び」の方法や楽しさを今後も継続して発信していき、地域内外に少しずつ浸透させていきたいとのことでした。
 今後も、地域の特色あふれるイベントの開催やホームページなどで、地域の元気を発信されることを期待しています。

ほうふ子ども歴史学び隊の「夏休み歴史学習『花燃ゆのその後』」を訪問しました

 7月31日(日)、ルルサス防府、大楽寺及び防府天満宮で開催された「わがまち歴史文化再発見事業~夏休み歴史学習『花燃ゆのその後』」を訪問しました。
 「ほうふ子ども歴史学び隊」は、次世代を担う子ども達に、歴史文化について楽しく学ぶ機会を提供することを目的として今年3月に発足。防府市を訪れる観光客を「おもてなし」し、地元の歴史を多くの方に説明するため、会員の子どもと一般参加の子どもが交流し、防府市の名所をめぐり歴史の知識を深めるための「歴史学習」を開催されました。

houhu 参加者は35人で、防府市内の人がほとんどでした。
 オリエンテーリングの後、会員の子ども達による歴史クイズが行われました。このクイズは、これまでの学習の中から考えて、手作りのボードで説明するなど工夫されていました。
 その後、防府天満宮コースと大楽寺コースに分かれ、歴史ツアーが行われました。ツアーの途中にも、会員の子ども達の歴史クイズや、防府市観光ボランティアガイドによる史跡等の説明があり、実際に見て、触れながら詳しく学ぶことができました。
 子ども達が主体的に考え、実行している姿がとても印象的で、子ども同士の交流も図られたようです。
 今後も、郷土の歴史・文化を楽しみながら学び、観光客をはじめ多くの人にPRされることを期待しています。
 

ケダマの会の「地域猫お届け講座」を訪問しました

 7月20日(水)、キリンビバレッジ周南総合スポーツセンター管理棟で開催された「地域猫お届け講座」を訪問しました。
 「ケダマの会」は、犬・猫にとってやさしい社会づくりを目指し、飼い主のいない犬や猫を保護し、適正な治療を施し、里親を探す等の活動を行っています。
 財団の助成金を活用して、希望者へ貸し出し用の動物保護機材の増設、TNR活動〈Trap(捕獲)→Neuter(避妊手術)→Return(元の場所へ戻す)〉の普及、支援者を集めるための啓発事業を実施されており、今回の「地域猫お届け講座」は普及啓発活動の一環として周南市で初めて開催されました。

ケダマの会1 参加者は約20人。講師は周南健康福祉センターの松本獣医師で、「地域猫」(※)とは何か、どのような取組か等を、パワーポイントを用いてわかりやすく説明されました。
 活動の主役は地域住民であり、ボランティアだけに負担をかけず、多くの住民を巻き込む工夫と理解を得るための働きかけが必要とのことです。参加者から質問も出て、興味や問題意識を持って参加され、学ばれた様子でした。

 2014年の調査によると、山口県内で殺処分された犬と猫は4,730匹で、都道府県で3番目に多い数だそうです。
 地域猫に関する理解はすぐには進まないと思いますが、不幸な犬・猫を減らすため、今後も地道な啓発活動やTNR活動を続けられることを期待しています。

※「地域猫」とは、「地域の理解と協力を得て、地域住民の認知と合意が得られている、特定の飼い主のいない猫」のことで、「地域猫活動」とは、地域住民が主体となって猫を適正に管理(エサやり、糞尿の始末、不妊去勢手術)し、数を増やさず一代限りの生を全うさせること

高齢社会をよくする下関女性の会(ホーモイ)の「第14回総会記念講演会」を訪問しました

 7月16日(土)、下関生涯学習プラザで開催された「第14回総会記念講演会 ”認知症の母から教わったこと”」を訪問しました。
 「高齢社会をよくする下関女性の会(ホーモイ)」は、少子高齢化の現実をしっかり見つめ、すべての人たちが自立し、共に支え合い、安心して生きられる市民社会の創造を目指している団体です。
 山口県は高齢化率が全国で4番目と高く、また、認知症認定者が下関市では約1万200人もおられるとのことです。
 認知症の方が自分らしい暮らしを続けることができる社会の実現や、認知症の方を介護する家族・介護者の不安を解消するためには、認知症をきちんと理解し、体験者の話を聞くことが大切であることから、漫画家の岡野雄一さんの講演会を開催されました。

ho-moi 参加者は約300人。チケットは完売で、購入できなかった人が何人も会場に来られていました。
 講師の岡野さんは、40歳の時に故郷の長崎に帰り、約6年、認知症のお母さんのお世話をされていましたが、症状の進行から施設に預けられたそうです。介護する方とされる方との適度な距離感、余裕を持った生活で介護をする等、絶妙な関係を保つことがお互いにとって最高だと話され、最後に認知症のお母さんのために作った曲を2曲弾き語りで披露されました。
 参加者の中には介護中の方もおられ、「体験談を聴くことができ良かった、大変なことや苦しいことばかりで何度も挫折しそうになったが、頑張らなくてよいという言葉に救われた」と感想を述べられました。

 認知症の問題は、いつ誰が直面するか分かりません。
 多様な人が地域の中で幸せに暮らしていくための情報を、これからも地域のみなさんに提供されることを期待しています。

フードバンク下関の設立総会及び記念講演会を訪問しました

foodbank1 6月12日(日)、下関市のしものせき環境みらい館で開催された「フードバンク下関 設立総会及び記念講演会」を訪問しました。
 「フードバンク下関」は、食品ロスをなくし、食を通じて地域で支え助け合う、元気な社会づくりを目指して、市内の食品関連企業や生産農家、個人などに、食品を寄贈してもらい、ひとり親家庭、児童養護施設、高齢者施設等支援を必要とされている方たちへ無償で提供する「フードバンク活動」実施のため、昨年12月に発足。この度、設立総会と「フードバンク活動」をPRするための記念講演会を開催されました。
 講演の講師は、3年前から活動されている「NPO法人フードバンク北九州 ライブアゲイン」理事長の原田昌樹さんです。
foodbank2 日本は、年間食品を5000万トン輸入し、1788万トン廃棄しています。うち、品質や安全性に問題がないのに642万トンが処分されています。その一方で、国民の貧困率は過去最悪の16.1%で「6人に1人が貧困」となっており、先進国の中でも最悪のレベルだそうです。
 フードバンク北九州では、『「もったいない」を「ありがとう」へ』をキーワードに、食品ロスの削減だけにとどまらず、生活困窮者への支援、災害食の改善等、多岐にわたる活動をされており、この活動が、環境面だけでなく人道的にも重要な活動であることを強調されていました。
 当会では、北九州の例を参考にして、これから本格的に活動をされるとのことです。活動の必要性をPRして賛同者を増やし、息長く活動されることを願っています。

明日を紡ぐ大地の会の「女流芸術家発表交流会」を訪問しました


daichinokai1 5月29日(日)、山口市の県立山口図書館レクチャールームで開催された「第3回女流芸術家発表交流会」を訪問しました。
 主催の「明日を紡ぐ大地の会」は、故郷ゆかりの文化人や出来事にスポットを当てて舞台化し、山口県への愛着や誇りを高めるとともに、地域の文化・芸術の底上げを目指して、地道な公演活動を行われています。
  今年度は会を結成して5年目の節目の年であり、多くの市民芸術家と連携して「故郷の心の活性化」に貢献したい、もう一回りグレードアップした文化活動としたいと大変意欲的です。
  この日は当団体の他、日本舞踊花柳流「むつみ会」、弥富竜神太鼓、パークール音楽企画の3団体が日頃の活動の成果を発表されました。また、会場の装飾はSAORI山口が協力されており、約150人の方が観覧されていました。
 手づくりの公演でしたが、芸術性が高く、郷土への誇りや愛着を感じることができ、情熱をもって活動されていることが伝わってきました。
 これからもいろいろな団体と連携・交流しながら、草の根の文化芸術活動を続けられることを期待しています。