助成金交付団体訪問録

助成金交付団体への訪問

 助成対象団体の活動現場を訪問し、事業の実施状況の確認や助言などを行っています。

自立支援「ゆめ」プログラム

 団体の立上げや団体の自立のため、設立3年以内の団体を支援しています。

団体名:みんな食堂アルトス(周南市)

★イベント名
サンクスギビンデーみんな食堂アルトス

★訪問日
11月19日(土)

★場所
カトリック下松教会(下松市)

○カレーや野菜、お菓子などを県内外の団体と連携して、必要な方に無料提供されていました。食堂が密にならないよう、大変気をつかわれていました。
○会場には、親子連れや高齢者など、多くの方が集まってこられ、用意したカレーは完売し、にぎやかな会場となっていました。
○団体では、子ども食堂のほか、アジア圏の留学生にお米の配布をされており、「地域に定着できるよう、きちんとした組織を作っていきたい」と意欲的でした。

 

課題解決支援「はな」プログラム

 地域における社会的課題の解決のため活動する団体を支援しています。

団体名:Art of Hosting山口・福岡実行委員会(山口市)

★イベント名
Art of Hosting山口・福岡2022in岩国

★訪問日
7月16日(土)

★場所
山口県ふれあいパーク(岩国市)

○Art of Hostingは、コミュニケーションを重視する参加型リーダーシップを学び実践する合宿型トレーニングです。
○当日は、くつろぎながらディスカッションするワールドカフェが行われており、3つのテーマごとにグループを変えながら話し合い、全員で大切だと思ったことを模造紙にまとめていきました。
○幅広い年代の方々が参加されていましたが、特に若い世代の方々が全国各地から参加されており、「今後は、オンラインを活用するなど、開催を継続していきたい」とのことでした。

 

団体名:柳井市白壁の町並みを守る会(柳井市)

★イベント名
弘前金魚ねぷたづくり体験

★訪問日
7月23日(土)

★場所
地域交流拠点「やないろ」(柳井市)

○この体験会は、柳井市の金魚ちょうちんのルーツと言われている青森県弘前市の「金魚ねぷた」づくりを通して、どのように柳井に伝わってきたのか、両方の違いは何かなどを学ぼうというものです。
○当日は、小学生を中心に親子連れの参加が多く、青森県の「津軽藩ねぷた村」とをオンラインでつないで、作り方を教わりながら、色を塗りひれを付ける作業を中心に体験されていました。
○体験会は今回初めて開催され、地元のイベントとして定着することを期待しています。

 

団体名:山口の朗読屋さん(山口市)

★イベント名
アーサー・ビナードと平和を考える朗読会

★訪問日
9月3日(土)

★場所
小郡地域交流センター

○絵本や紙芝居の脚本家のアーサー・ビナードさんと、中原中也記念館の名誉館長の福田百合子さんによる朗読会が行われました。
○第58回五山賞特別賞受賞の「ちっちゃいこえ」の紙芝居をアーサーさん自身が実演され、作者本人から作成秘話や思いなどを聞きました。
○続いて、「ぼくトリ」や「やまなし」など、アーサーさんが翻訳を手がけた作品の朗読と、福田百合子さんとの掛け合いによる作品の解説があり、絵本の世界をいろいろな角度から楽しめる朗読会でした。

 

団体名:屋代島さとうみネットワーク(周防大島町)

★イベント名
こども海洋環境教室~周防大島の海辺の生き物で環境を調べる~

★訪問日
10月8日(土)

★場所
周防大島町真宮島

○当団体は、屋代島周辺の海岸清掃や、地元の大島商船高等専門学校、なぎさ水族館などと連携して環境学習などに取り組まれています。
○今回の「こども海洋環境教室」では、沿岸の生き物調査を通じて海の環境を知り、子どもたちに環境を考えてもらおうと開催されました。
○子どもたちは、なぎさ水族館の学芸員の指導のもと、磯の潮だまりを中心に、約50種類もの生物を採取しました。採れた生物の種類や量から、調査した真宮島周辺の水質は「きれいな海」、生物環境は「大変豊か」と評価されました。

 

団体名:まんま会(防府市)

★イベント名
居場所づくりプロジェクトpart3~銭湯あと「まんまぁる」の天井をはがそう~

★訪問日
10月10日(月)

★場所
銭湯跡「まんまぁる」

○銭湯跡地を活用した活動拠点づくりの3回目のワークショップを訪問しました。
○男湯と女湯の脱衣所の仕切りをはがして広くした前回に続いて、今回は、脱衣所の天井の板をはがして広い空間を作る作業を体験しました。
○地元の大工さんが、実演しながら作業のやり方や注意点を説明され、約20人の参加者は、みんなで声を掛け合いながら、安全に配慮して作業を進められていました。
○この銭湯跡地は、かつての銭湯の面影がしっかり残っており、どのような拠点ができるのか今後が楽しみです。

 

団体名:山口ジビエサミット(美祢市)

★イベント名
山口ジビエサミット2022“秋”

★訪問日
10月15日(土)

★場所
旧きららオーガニック

○会場では、天然の野生鳥獣の食肉「ジビエ」を使った料理を提供するキッチンカーや、しし汁の無料試食、狩猟道具の展示などが行われていました。
○しし汁は、臭みなどまったくなく、山口農業高等学校の3年生が商品開発したイノシシ肉を蒸しパンにはさんだ「ししまん」の試食もあり、「見た目がかわいい」「おいしい」などの声が寄せられていました。
○今回は、中学生から大学生までが参加されており、「これからも若い世代を巻き込みながら活動を続けていただきたい」と思いました。

 

団体名:有帆竹灯会(山陽小野田市)

★イベント名
第6回 わくわく竹あかりin江汐2022

★訪問日
10月29日(土)

★場所
江汐公園

○会場には、親子連れが多く訪れ、和太鼓やバンドの演奏、竹とうろうの絵づけ、竹細工体験などが行われました。特に、前回に続いて実施された高所作業車からの見学には、希望者も多く長い列ができていました。
○夕方の竹とうろう点火セレモニーでは、一斉に竹とうろうに点火されましたが、今回は、点火に合わせて初めて竜王太鼓が披露され、雰囲気を盛り上げていました。

 

団体名:室積まちぐるみ協議会(光市)

★イベント名
みたらいアートプロジェクト

★訪問日
11月6日(日)

★場所
室積海岸

○室積海岸が日本一の海岸になるよう、小中学生や地域住民が一体となって防潮堤に、地域キャラクター「むろぞう」や室積の自然の豊かさの象徴である「クサフグ」をペンキで描きました。
○コロナの影響で参加した生徒の人数が少なくなってしまいましたが、ペインティングした防潮堤は、人通りや車の通行の多い場所で、地域住民の方からは、「彩りが出てすごくいい」という声が寄せられていました。

 

小暮実千代の会(下関市)

★イベント名
小暮実千代の会設立10周年記念 創作劇「女優誕生」&トークショー

★訪問日
11月20日(日)

★場所
下関市民会館

○今回は、団体の設立10周年ということで、トークショーも入れた木暮実千代の功績を伝える市民劇が、3年ぶりに開催されました。
○創作劇「女優誕生」のキャストや裏方は、すべて市民から募り、手づくりで上演されていました。人数が足りず、一人二役の場面もあり、会場は、観客と出演者とが和気あいあいの雰囲気に包まれていました。
○トークショーでは、女優だけでなく親のいない子どもたちや中国残留孤児の支援やなど、社会貢献活動にも熱心に取り組まれた生涯が語られました。

 

柳井桜土手を守る会(柳井市)

★イベント名
第3回柳井市の礎の神社(大歳神社)跡地のお披露目会

★訪問日
11月27日(日)

★場所
大歳神社

○団体では、柳井市の桜の名所「桜土手」と、その一角にたたずむ大歳神社跡を、市民の憩いの場、交流の場にしたいと活動を続けられています。荒れていた大歳神社跡を樹木の伐採や除草を行って広場にしており、3年前から「お披露目会」としてイベントを開催しています。
○当日は、地元の歴史についての講演や神楽、ダンス、獅子舞、フラダンス、ハンドベルなどが披露され、特産品や手づくりの小物などの販売もありました。
○会場には、周辺の活動団体の皆さんも多く訪れており、交流の場ともなっていました。

 

文化芸術支援「つむぎ」プログラム

 秋吉台国際芸術村を舞台とした文化芸術活動を行うを支援しています。

シュルンマーリーインターナショナルコンサートの会(山口市)

★イベント名
世界を結ぶ子どもたち~「クリスマスの音をお届けします」

★訪問日
12月24日(日)

★場所
秋吉台国際芸術村

○今回の演奏会は、団体の設立25周年の記念イベントとして、秋吉台国際芸術村で開催されました。
○クリスマス・イブのこの日、「世界を結ぶ子どもたち~「クリスマスの音をお届けします」」と題して、クリスマスにちなんだ楽曲を中心に、子どもたちによる合唱やハンドベル、ピアノ、バイオリン、チェロなど、様々な楽器による演奏が行われました。
○海外からのゲスト3人も加わり、質の高い素晴らしい演奏が披露されました。
○また、子どもたちとプロ奏者による共演のコーナーでは、みんな笑顔で歌ったり演奏したりして、微笑ましい雰囲気に包まれていました。